こんにちは、インターンの宗盛です。

フランジアは、ハノイ工科大学のHEDSPIという、ITの知識と日本語能力の両方を兼ね備えた優秀なエンジニアを育成するプロジェクトで、教育プログラムを提供しています。
ベトナムでは従来座学中心の授業が多いのですが、HEDSPIは学生のチームワークやフォロワーシップ、コミュニケーションを重視した学生参加型の授業を行っています。またこの授業はすべて日本語で行われているので、授業内容をしっかり理解するためには日本語力が問われます。
そして最終的な成果物として、各チーム5〜6人に分かれ、一ヶ月で写真共有サイトを開発するという課題が出されるのです。

この課題が出された一番最初の授業の様子についてはこちらの記事をご覧ください。

参照 エンジニアの卵たちが日本語でITを学ぶ! ベトナムの理系トップ大学の授業見学に行ってきました

 

そして今回はその制作発表会に参加してきました!
制作発表会は、各チームそれぞれがサービスの概要や今後の課題を発表する10分、質問時間の5分の計15分間で、すべて日本語で行われました。ときどきつまってしまうことはあっても、聞き手が発表内容をしっかり理解できる皆さんの日本語をきき、IT技術だけでなく日本語もしっかり勉強されていることがわかりました。

 

IMG_3136

まずご紹介するのはこちら。XXXチームが作った料理の写真共有サイト「Live to Eat」です。「Live to Eat」には、料理の写真を共有したり、他の人が投稿した写真に対していいね!をつけたりコメントを入力する機能が付いています。
XXXチームはこのサイトを、レストランの店長が自分の店のプロモーションとして使うことを提案しました。実はベトナムには、日本の食べログのようなサイトがまだ少ないので、今後の課題としてあげられていた予約や注文の機能も追加されれば、ビジネスにつながる可能性も十分あります。写真共有サイトから、プロモーションというビジネスに引き上げるところまで考えられているのが高評価となりました。
ベトナムのレストランで、自分の注文したいものが店員さんに通じなかったり、メニューに写真がないこともあるので、このサービスが実現したら、実際に使って注文したいと思いました。

 

IMG_3214

次にご紹介するのは、その名もイケメンチームが開発した、外国人向けにベトナムの観光スポットの写真を共有するサイトです。
こちらのサイトは、写真を投稿したり検索する機能などに加えて、ベトナムの北部、中部、南部別に写真を見る機能がついています。地域でグルーピングすることで、ユーザーが見たい写真を簡単に短時間で見つけることができ、ユーザーの使い勝手に配慮して工夫していました。
どこか観光に行くときに、はっきり目的地を決めている場合は検索することができて、なんとなく写真を見ながら決める場合はざっくりした地域の写真を見ることもできる。そういうユーザー目線で開発されたこのサイトを使って、ぜひベトナムを旅行してみたいと思いました!

 

その後も各チームの発表が続きました。

IMG_3241

IMG_3091

IMG_3104

こちらの3チームは「美を楽しむ」をコンセプトに美女の写真共有サイトを、

 

IMG_3175

こちらのチームは、スポーツが好きというチームメンバーの素直な思いから、スポーツの写真共有サイトを開発しました。

 

質疑応答の時間では、

IMG_3194

「写真のサイズが大きい場合はどうするんですか?」

 

IMG_3125

「カテゴリ別で写真を見ることはできますか?」など、いろんな質問があげられました。

 

質問が次々出てきて終わらない場面もあるほど、とても活気がある制作発表会となりました!

 

IMG_3220

制作発表会後に、外国人向けに観光写真共有サイトを開発したチームのリーダー(写真中央)にお話を聞いてみました。

 

宗盛「今回個人ではなくチームでサイトを開発されたわけですが、チームで開発する上で大変だったことはありましたか?」

 

チームリーダー「はい。まずサイトを開発するには、ソースコードという文字列を書かなければいけないんです。そのコードを書くときに、メンバーそれぞれで書き方が違ったので、それを統一するのが大変でした。統一していないと、最終的に全員のコードを合わせるときにうまくいきません。」

 

宗盛「具体的にどうやって統一したんですか?」

IMG_3586

チームリーダー「まずチームリーダーである私がメンバーそれぞれのコードを確認して修正しました。そのあと、AさんのコードをBさんに見せて確認してもらい、修正してもらうという方法をとりました。複数のメンバーに見てもらうことで、ミスも減らせるしお互いの勉強にもなるんです。」

 

宗盛「なるほど、たくさんのメンバーに確認してもらうことでミスを見逃さずに修正することができたんですね。ほかにも苦労したことはありますか?」

 

チームリーダー「メンバーと時間を合わせて集まることが難しかったのでチャットでやりとりしていたんですが、文章だけだと誤解してしまうこともありました。そういうときは電話をしてちゃんと確認するようにしましたね。」

 

宗盛「いろいろ工夫されていたんですね。これからの目標を教えていただけますか?」

 

チームリーダー「技術が高く、日本語と英語が使える一人前のエンジニアになりたいです。そのために今一生懸命勉強しています。」

実は彼、ジョブフェアで日本の大手ITマーケティング企業の内定を獲得し、来年からは日本で働くことになっており、これまでの彼の努力のすべてが実を結ぶ結果となりました!

 

ハイレベルのIT技術を日本語で学び、優秀なエンジニアになるために日々勉強に励んでいる学生の皆さん。チームでのサイトの開発という難しい課題に対して、いろいろな工夫をすることで自ら問題を解決しサイトの開発をやり遂げ、日本企業の内定獲得という結果をしっかり残しています。

 

優秀なエンジニアになるというはっきりした夢をもち、その夢を叶えるためにはどうすればいいのかを自分で考えて努力している学生の皆さんの姿をみて同じ大学生として尊敬しました。また私も彼らのように、一生懸命努力できるような目標を見つけたいと、自分をふりかえるきっかけにもなり、今回この制作発表会に参加できて本当に良かったなと思いました。
そんな優秀なハノイ工科大学の学生を育てる教育プログラムを一緒に手伝ってくれる方を募集しています!詳しくは以下のバナーをクリックしてください!

 

01_banner_200-200