インターン生の磯部です。

初めての3連休を迎える前日、普段は訪れないところに行こうと考えながらGoogle mapsを眺めていたら、ふとある疑問が湧いてきました。

「ベトナムでヒッチハイクはできるのだろうか?」

日本では経験がありましたが、国外では未経験。せっかく時間もあるので、やってみようと思い立ったのです。

そこで、ちょうど週末に帰省するベトナム人の友だちに声をかけ、ヒッチハイクに挑戦することにしました!

 

ベトナムでは「ヒッチハイク」自体が知られていない!? 

行き先は、ホアビン。

ハノイから南西に80キロほど離れたところにある、山に囲まれた自然豊かな場所です。調べてみると、大きなダムがあるみたいです。

[googlemaps https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d3!2d105.3322583!3d20.8092239!2m3!1f245.29131656127257!2f79.65033433642499!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f75!3m3!1m2!1s0x313414189ce0d86f%3A0xa825842a6614fe17!2z44OZ44OI44OK44OgIOODm-OCouODk-ODsw!5e0!3m2!1sja!2s!4v1460891656062&w=600&h=450]

 

今回一緒に挑戦するのは、新卒向けの採用を担当している入社2ヶ月弱のリンさん。

よくランチに誘っていただいたり、ベトナム語を教えてくれる先輩です。

13010717_1004445329623939_3702859859603761002_n

彼女が3連休を使って、ホアビンにある実家に帰省するという話を聞いていました。

ベトナムには家族をとても大事にする文化があるので、帰省の頻度は一般的な日本人よりも多い印象があります。彼女の場合は、月に1回はバスで2時間ほどかけて帰っているようです。

ヒッチハイクの話をしてみると「ベトナムでは、そんな人見たことない!けれど、気になるからやりたい!」と話していたので、だったら一緒にやろう!となりました。

 

パートナーが決まったところで、さっそく戦略を立て始めます。

この際に抱いていた懸念点は2つでした。

  1. 一体、どこからヒッチハイクをはじめればいいのか?
  2. ベトナムでは、そもそも「ヒッチハイク」という概念が浸透していないのでは?

 

1つめについて、ベトナムの地理状況に詳しくないので、どこで車を捕まえるべきかわからなかったからです。

ただし、ハノイの都市部から地方へ行く車を見つけることは難しいことは直感的にわかっていました。なぜなら、都市部からはさまざまな目的地へ続く道があるため、ホアビン行きの車を見つけられる確率は極めて低いからです。

そこで、ローカルバスに乗ってハノイ郊外まで行き、そこから始めるという結論に達しました。そうすれば、ホアビンに向かう車を見つけやすいからです。

IMG_1668(さまざまな行き先へ向かうバスに乗れるバスターミナル、Ben xe My Dinh(ベンセミーディン)。参考までに、バス旅の際にはこちらのサイトで検索してみてください ⇒ Online bus ticket booking in Vietnam

2つめのヒッチハイクという概念が浸透していないという点についてですが、これはリンさんがヒッチハイクのことをよくわかっていなかったこと、そして調べてみると以下のようなことが書かれていたことによって浮き上がった懸念でした。

 

“Vietnamese actually don’t know what is hitchhiking is and can’t understand why you would stand on the side of a road and not take a bus, motorbike or taxi..”

(拙訳)「多くのベトナム人はヒッチハイクというものか何なのか知らないし、なぜ道の横に立ってバスでもタクシーでもないものを待っているのかが理解できないようです。」

引用|CAN YOU HITCH HIKE IN VIETNAM?

 

そこで考えたのは「行き先をきちんと伝える」ということ。

ヒッチハイクの象徴ともいえる、親指を突き上げて待つ方法だけではだめだと思ったので、ホアビンに行きたいという気持ちをふんだんに込めた看板を手作りしました。

ヒッチハイク 紙

自分で書いたので、文字間隔やバランスはひどいですが…。

これで懸念していた2点は解決しました!

 

ヒッチハイクの鉄則は、車が止まれるスペースを確保すること

ヒッチハイク当日。

まずは予定通り、ヒッチハイクをおこなうハノイ郊外までバスで向かいます。乗車賃は11.000ドン、55円ほどでした。

[googlemaps https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m14!1m8!1m3!1d11939.40601163347!2d105.74352830149557!3d20.94924396049052!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x313452ed6a27bacb%3A0xb5d48bb192881045!2zWcOqbiBOZ2jEqWEsIEjDoCDEkMO0bmcsIEjDoCBO4buZaSwg44OZ44OI44OK44Og!5e0!3m2!1sja!2s!4v1460875997308&w=600&h=450]

 

40分ほど揺られ、目的地に到着。ハノイから少し離れているので、一気に田舎の雰囲気が強まります。

IMG_1670

 

ヒッチハイクに挑戦するにあたって、事前に設けたルールは以下です。

  • リンさんは事前に用意した紙を掲げて、道の横で待つ。
  • 磯部は親指を突き上げてドライバーと目線を合わし、乗せてほしいオーラを全面に出す。
  • 30分経っても来なかったら場所を変えて再挑戦する。
  • 2時間経っても捕まらなかった場合、あきらめてバスに乗る。

ヒッチハイクの場所選びは「ヒッチハイカーを確認してから、車が止まれるスペースがあること」が鉄則なので、道にゆとりのある場所を選びました。

ターゲットは一般車両かトラック。バスやタクシーはお金がかかってしまうので、目が合っても違うとアピールします。バイクも多いですが、物理的に3人はきついこと、何よりもヘルメットがないので乗れません。ですので、行き交う一般車両とトラックだけに的を絞ります。

時刻は11:40。太陽が昇り暑くなってきたところで、いよいよヒッチハイク開始です!果たして、成功するのでしょうか?

 

待ち時間は◯分!

IMG_1675

彼女にとってははじめてのヒッチハイク。

顔を出してアピールするのが恥ずかしいみたいです。

 

IMG_1671

郊外を選んだ分、ハノイ都市部に比べて交通量は少ないですが、それでも、1分に10台ほどのターゲット車両は走ります。

 

IMG_1682

5分が経過。

端から見ると、外国人である自分とベトナム人の女の子が、道路の真ん中で手を上げているのは不自然なのでしょう。近所の人たちや行き交う車の運転手がこちらを見てきます。

ちょっと恥ずかしいですが(笑)、気にせず続けます。

 

IMG_1679

10分が経過。

こちらを見て微笑んでくれる運転手や、びっくりした顔でこちらを見つめてくる学生たち。

写真のおばさんは「何してるの!?」と笑いながら話しかけてくれました。こんなところでヒッチハイクをしている人は見たことなかったのでしょう(笑)

ここで気がついたのは、ベトナムは右側走行左ハンドルだということです。つまり、日本とは逆なのです。

ドライバーから見て右側に立っていると遠くて文字が見えないと思ったので、中央分離帯に立って左ハンドルから見やすいところで紙をかかげることにしました。

 

IMG_1683

そして15分が経過。

なんと、一台の車が止まり、こちらに合図をくれています!

そして、近寄って話を聞いてみると、目的地であるホアビンまで行くというのです!!!

開始15分というあまりのあっけなさに動揺を隠せないまま、急いで車に飛び乗りました。

ヒッチハイクに半信半疑だったリンさんも、”I believed in you !!” と歓喜をあげます!

 

行き先を伝え、いざ出発です。

IMG_1684

今回車に乗せてくれたのは、ロンさんとその友だち。

運転手のロンさんはたくさんのビジネスをされている方で、ベトナム企業、外資企業、日系企業にも勤めた経験もあるバリバリのビジネスパーソンでした。現在フリーランスの形態で色々なビジネスに携わっており、今回はホアビンにあるオレンジ農家との仕事のために移動中だったようです。

ロンさんに「なぜ乗せてくれたのでしょうか?」と聞いてみると、「君が外国人だとわかったからだよ」と答えてくれました。どうやら、過去にも外国人がヒッチハイクをしていたのを見て乗せたことがあったようです。

それから、車中はリンさんとロンさんの会話へ。

すべてベトナム語だったのでぼくは会話に入っていませんが、「どのように働くか」「人事にとって大切なことは何か」など、とても真面目な話をしていたみたいです。

リンさん曰く「たまたま出会った人とこんな話ができるのは、とてもラッキーだった」と、興奮している様子でした。

IMG_1687

1時間ほどして、ホアビンに到着。そこからタクシーに乗り込み、無事にリンさんの家に到着することができたのです。

 

ベトナムでヒッチハイクは不可能じゃない!

IMG_1688

ベトナムでヒッチハイクは可能であることを、身を持って証明することができました。

しかし、今回の成功はベトナム語が話せて、ハノイ周辺の地理状況を理解しているリンさんを無くしてはありませんでした。ひとつの経験としてベトナム生活の思い出に残しておこうと思います。

海外でのヒッチハイクは危険なことも多く、国や地域によっては違法であることもあります。日本であれば危険なことは極めて低いですが、海外で挑戦するときにはくれぐれもご注意ください。

今回は、ヒッチハイクをする企画だったのでチャレンジしましたが、ホアビンまでは45.000ドン(約230円)でいけるので、ホアビンに行く際にはバスに乗ることをオススメします!

以上、ハノイからのヒッチハイクレポートでした!

 

01_banner_200-200